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執筆者の写真KAMTechs 中村

VVC


ROVER 18KのVVCユニットです。

カムキャリアからのオイル漏れ修理のためカムとユニット取り外しました。

液体ガスケットの劣化や掃除脱脂不足で組み付けられたものは割と漏れてきちゃう箇所です。



マニュアルによると非分解となっています。

ヘンテコなクリップで挟んで固定しとけよって書かれています。



とは言え点検するのが仕事なのでバラします。

ニードルとボールのベアリングが使われているので点検します。

滅多にトラブル見かけませんが万が一ってこともありますし。



マニュアルに組み付け時のイラストが描かれています。

専門店でもVVCユニットの中身や組み方わかってないとこもあったりするんです。

部品構成は非分解ってことになってるのでマニュアルにも載ってないから知らないのもしょうがないと思います。

ただ、組み方わかってないってのはこのイラストが原因ってのもあるかなと。

実際とちょっと違うんですよね。

16Kの時のイラストだったりするんですかね。



実際はこんな感じです。

前後のユニットをこんな感じになるように組みます。

たまに前後揃わないことがあります。

コントロールシャフトの捩れやギヤ山の摩耗など色々原因はあります。

シャフトはもう新品出ないので、そんな時は進角のずれをちゃんと考えて組んでおります。

今回のエンジンはバッチリ揃ってました。

前後マーク合わせてキャリアを組み付け、VVCコントロールユニットのラックが付いたピストンをグイッと奥までぶち込めばOKです。

先にタイベル付けちゃうと押し込めないのでご注意を。

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