ダンパー交換の依頼を頂きました。
元々付いていたダンパーは悪くはないと思うのですが、
巷で話題のダンパーを手に入れたとのことでテスト的に試してみようとのことです。
パワーに頼らず足回りでタイムを出したいオーナー様。
私も何方かというとそっちの人間なのでド賛成です。
まずは元のダンーパでのアライメント、車高などをあらかじめチェックしておきます。
噂のダンパーです。
シリンダー太いです。
純正のダンパーはかなりシリンダー細いので取り付けるのにあれやこれや加工が必要になります。
フロントのダンパーブラケットです。
最低限0Gでダンパーに接触しないよに削っていきます。
何度も仮付けし確認します。
余分に削ると強度が落ちますので。
取り付けできるまで削っていくと、とてもじゃないけど心配な形になっていました。
なので補強プレートを幾つか溶接です。
このEXIGEは車重が軽くはありません。
レースエントリー車の中でV6を除く中ではダントツに重いです。
ですが、前回のレースでは予選ポール、決勝は2位でしたが一番時計を出してくれました。
普通のエリーゼ、エキシージよりも過激な走りをしているので補強しすぎて損はない車両だと思います。
何とかつきました。
にしても、ぎりぎりの設計ですねぇ。 良いと思います。
当たってそうで当たってないギリギリのところで作ってみました。
これ以上車高上げるのは厳しいですが、もともと群を抜いて車高高いので上げることもなかろうでしょう。
リヤはすんなりでした。
しかし、タイヤとのクリアランスはヒリヒリものです。
で、本日は終了です。
反対側のダンパーブラケットはABSユニットのサポートブラケット兼用なので時間かかりそうです。
急な出張などが重なり思いのほか作業が進まずオーナー様にはご迷惑をおかけしております。
安心してサーキットを楽しめる車に仕上げますのでもうしばらくのご辛抱を願います。