またまたローダーにてご来店いただきました。
分かってはいますが一様分解点検。
ステーターコイルの半田2ヶ所割れてました。相変わらず安定の品質。
国内で手に入るオルタネータは10万以上しちゃうので海外ショップを少々物色しまして。
オランダのお店に「中国製のオルタなんか買わずにこっち買っとけ」的な強気な説明文書いてある物を買ってみました。
うちもこのオルタ使うの初めてだったのですが結果的に大丈夫そうですよ。今のところ。
さて、気が重いですが次の練習までに時間もないので魔窟へGoです。
施工主にコネクターブームでも来たのでしょうか。
何でもかんでもコネクター。一様防水コネクターのようですが。アマゾンで買えるやつ。
そしてなぜか非防水のエーモンみたいなやつも1個。飽きちゃったんでしょうかね。
配線する側の人間から言わせていただくと人のやった駄目な配線の手直しって身の毛もよだつほど嫌なんです。
どうせなら一から引き直したいのですが、このECU使っている限りはこの配線使おうかなと。
もうちょい賢いECUに交換するタイミングが来たらこの辺の配線引きちぎってあげたいと思います。
コネクター全部ばらして点検です。
8割がたカシメが甘く接触不良による発熱で切れかかっているところもありました。
1日中エンジンルームに突っ伏しての作業だったのでだいぶ腰のHP持ってかれました。
そのかいあってE/Gルーム内の配線地雷はあらかた処理できたと思います。
もう大丈夫そうなので最終練習日はオーナー様には一人で行ってきてもらいました。
一様心配なのでサーキットのライブモニターで走行中は監視しておりました。
無事に周回しているようで。
でも、走行終了間際ピットロードでオフィシャルさんに止められて何やら注意受けているようです。
暫くしてオーナー様から電話がかかってきてまずは無事に走れましたと。
でもオフィシャルさんから白煙出てますとのことで止められてたようで。
確かに前回練習時1コーナー進入時ちょっと白煙吹いているのは覚えていました。
エンジンには問題見られなかったのでマップかな?
原因は考えておくので渋滞始まる前にさっさと帰ってきてくださいと伝えました。
コロナ関係の諸事情で暫くこちらの車両はうちで預かることになっていますので。
2時間ほど経過し無事うちに戻ってきました。
ガッツポーズで下車してきたオーナー様。
「無事自走で行って帰ってこれたー!!」
いやいやいや、それ普通ですから…。
そして111CUP初戦。
オーナー様もってますね~、どしゃぶりです。
走るのやめようかなっておっしゃってましたが完走さえすればクラス優勝と言い聞かせ参戦していただきました。
こちらも近年まれにみる苦労をさせていただいたので走ってもらわにゃ困ります。
足廻りもうちでは信じられない仕様ですができうる限り雨仕様にしましたし。
白煙に関しても大体の原因はわかりました。
マップ修正の依頼は受けていなかったのでどんずれのヶ所以外は特に修正していませんでした。
改めて色々調べてみると加速増量がとんでもないことになっていました。
私が見た感じ、シフトダウンのブリッピングで白煙が出ていました。
加速増量はアクセル全閉から素早くアクセル開いた時が一番増量します。
開度10%からアクセル開くときはもう少し減らし、開度20%からはさらに減らすといった感じです。
ですが入っていた数値は全く逆で界王拳並みの燃料噴射していました。
相変わらず高燃圧のままなので最低限のマップ手直で走ってもらいました。
予選では少々トラブルありましたが先輩の手助けもあり決勝に臨むことができました。
決勝走り出し暫くするとかなりのどしゃぶりに…。もってんな~。
でもさすが111CUP。とっちらかる車も少なくわりと安心してみていられました。
結果は無事完走、クラス優勝。総合でも割といいとこいけました。
最高速も1番とれたようなのでうちとしては仕事できたのかなと。
びしょびしょの開幕戦でしたが参加された皆様お疲れさまでした。
後日、車両点検したところダンパー前後とも底突きしてました。
雨で底突きってどんだけよ~…。
まぁ、今回の功績により足回りに口出す権限をいただいたのでまずは手直しですねぇ。
こちらもこちらでかなりうちとは違った方向に突き進んでおりまして…。
ダンパー自体の素材はいいのですがね。
エリーゼがなぜ前後異径ホイールなのか、なぜフロントにしかスタビがないのか。
ちゃんとわかってるお店に出さないとエリーゼがもったいないですよ。
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