無事に一年走り切ったらシーズンオフにお手入れです。
以前、ミッションやった時にあれこれ気が付いていたのですが、やってる場合ではなかったのでこのオフの時間にやりましょうってことになりました。
分かりにくいかもしれませんが内径広がっちゃってます。
全体的にアームの動きが渋いし、このアームに関してはスフェリカルの圧入代がありませんでした。ここだけはアーム交換しました。
こちらの車両にはNITRONのスフェリカルブッシュが使われていました。
出始めのころのものでアウターレースにはテフロン加工がされているものです。
このテフロン加工があまり長持ちするものではなかったので2~3シーズンもてばいいですねって代物でした。
純正ブッシュより安いですし。
ミネベア製はもちろん素晴らしいのですがちょっと重量あるエリーゼ向きですし、このセット3~4個買えちゃう値段なので、消耗品と割り切ってくださいねーってお伝えしてたかと思います。
今までNITRON製、EP製、ES製の三種類のスフェリカルを見てきましたが、スフェリカルに関しては3つとも今はフッ素加工のアウターレースになってます。と書いてあります。
3社とも多分同じベアリングですね。
サイドカラーが違うぐらいです。
最近、NITRONがコストダウンでけちってるっぽいので今回はEP製にしました。
アームS/J、タイロッドエンド、アームボルトも一緒に交換です。
今回は足回りリフレッシュの効果を体感していただきたいのでセッティングは以前の状態にしました。
元々良いセット出てましたしね。
はい、でました。
いろんな意味で一番嫌いな作業です。
ドアハンドルがべたべたボロボロになっている車両よく見かけるようになりました。
この部品自体高い部品ではありませんし、ホームセンターで売っているシール材で十分強度出ます。
こちらの部品はシール材だけで取り付けられています。
親の仇ぐらいの勢いでシール材てんこ盛りなので全部剝がすのにえらい手間がかかります。
シール材の上にシール材乗らないですからね。やってもすぐ取れます。
この車両は前期なので助かりました。
後期になるとこのように穴がぽっかりではなく袋状になっていてモリモリのシール材が乗っかってます。地獄です。
慎重に塗装を傷つけないようにカッターでぎりぎりまで落としてスコッチブライトで最後落としていきます。足付けにもなりますし。
車中で割と目に付く所なので気を使います。
その後、プライマーを塗って親の仇ぐらいの勢いでシール材モリモリして1~2日乾かして完成です。
結構大変なんですよ。反対側もあるし。
工賃提示すると大抵驚かれますね。部品代安いのにって。
ご不満な方にはやり方丁寧に教えますので是非とも自分でやっていただきたいですね
。
この車両のオーナー様のようにご理解いただける方だけは頑張ってやらせていただいております。嫌いですけど。
そして、待ちに待ったハードトップがうまい具合に届きました。
シマヤさんの製品です。
以前のハードトップは軽さは逸品だったのですが吹っ飛ぶ可能性が高かったので…。
軽さより信頼性です。
余計な物を取り去らいゼッケンのみ。
傷もなくピカピカのエリーゼもいいですが、飛び石で傷だらけだけど大事にされて綺麗にしている車両の方が断然エリーゼらしくてかっこいいと思います。
エリーゼは走ってなんぼの車だと思います。
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